FX:年間のアノマリーまとめ
(1月)「一月効果」
1年のトレンドが作られる傾向にある。
大発会が陽線であれば、1月の月足は陽線であることが多い。
(2月)「アメリカ国債償還」「ヘッジファンドの45日ルール」
アメリカ国債の償還や利払いが集中しており、ドルを円に換える動き=円高傾向にある。
45日ルールとは・・・ファンド決算の45日前に利益確定の為のポジション解消する動きのこと。
ヘッジファンドの四半期決算は3・6・9・12月末なので、2・5・8・11月中旬はポジション整理などによる突発的な値動きには注意すること。
(3月)「日本企業の年度決算に向けたリパトリ」
リパトリ・レパトリエーションとは、海外に投資していた資金を本国に戻すこと。外貨資金を円に戻すこと=円高傾向にある。
決算によるリパトリの規模は最も大きい。
(4月)「日本企業の新年度」「ゴールデンウィーク」
新たな外貨投資、そしてゴールデンウィークに向けて海外旅行の資金を外貨換えする動きが出てくるので、円安傾向にある。
(5月)「Sell In May」
2月と同じ、国債償還と45日ルールに絡む値動きにも注意。
(6月)「日本企業の四半期決算に向けたレパトリ」
(7月)「サマーラリー」
株が買われやすいので、その影響で円安傾向にある。
(8月)「夏枯れ相場」
薄商いによる突発的な値動きに注意。
お盆休み前に、為替変動のリスクを避けるため、実需筋によるドル売り円買いの為替予約が入りやすいとされている。
ほか、国債償還と45日ルールに絡む値動きもあるので円高傾向にある。
(9月)「日本企業の中間決算に向けたリパトリ」
リパトリの影響により円高傾向にある。
(10月)「10月効果」
アメリカ株が安値をつけやすく、リスクオフ(円高)の流れが限界に迎えやすいので、円高からトレンド転換の流れを作る傾向にある。
(11月)「アメリカ国債の償還」「45日ルール」
(12月)「欧米企業の年度末決算に向けたリパトリ」
日本企業の四半期によるリパトリや、欧米企業では12月決算の企業が多く、年度決算による大規模なリパトリの動きがあるのでドル買い円安傾向にある。
ほか、クリスマスに向けて市場は閑散とするので、突発的な値
動きに注意。